中学生日誌blog

2014/07/20

団体観賞で「狂言」を観ました

平成26年7月11日(金)、観世会館にて「狂言」の団体観賞を行いました。

すばらしい舞台を前に、開演を楽しみに待つ生徒たち…。

そして、解説をしてくださる方が舞台へ。

狂言という独特の世界を中高生も楽しんで見ることができるよう、くわしい解説が始まります。

特にマイクを口元から離し、空気を震わせるほどの大きな声で狂言独特の笑い方を披露されたときには、会場中が息をのみ、その凄さに驚き、笑いにつつまれました。

また、狂言では「川がある」と言えば「川がある」ように連想して舞台を見ること、大きな樽を「木だ」と言えばそこに木があり、その樽に乗れば「木に登っているように想像すること」など丁寧に教えていただきました。

そして、最初の演目は「柿山伏(かきやまぶし)」。

腹をすかせた山伏が、他人の家の柿の木に登り勝手に食べているところに、その柿の木の主人が見つけ、山伏をこらしめてやろうといろいろなことを言います…。

山伏のコミカルな動きやセリフに、笑いの止まらない生徒もいました 😛

つづいて、「濯ぎ川(すすぎがわ)」。

わがままな嫁(よめ)と姑(しゅうとめ)に、とにかくたくさんの仕事を押しつけられる夫が、一枚の紙に「すべての仕事を書いてくれ」と頼み、それを逆手にとって仕返しをしようとする物語…。

こちらも夫の困り果てた様子や、嫁や姑が怒る様子がコミカルに表現されていて、会場中から笑いが絶え間なく聞こえていました。

ふだんなかなか見る機会の無い「狂言」に親しむことができ、

「思っていたより、めっちゃ面白かったです。また家族で見に来たいです :-D」

「狂言って、もっと難しいものだと思っていました。解説がわかりやすくて、楽しかったです

などなど、楽しかったという声がたくさん聞こえてきました。

 

最後になりましたが、お世話になった観世会館のみなさま、茂山狂言会のみなさま、誠にありがとうございました 😀