高校生日誌blog

2023/01/06

「全国高等学校漫画選手権大会」(まんが甲子園2022)入賞レポート②

昨日に続き、まんが甲子園2022の入賞レポートになります!

・7月31日、大会二日目(決勝戦)

いよいよ決勝戦となりました。決勝は前日の一次競技を通過した15校と敗者復活戦から蘇ってきた5校を合わせた20校で競います。頑張るぞー!

決勝戦のテーマは「やさしい世界」。これも出ないだろうと思っていたテーマ。読みが甘すぎて泣けてきましたが、気を取り直して制作開始。5名で作業するには長机2台のスペースは手狭なので床も使って全員で完成を目指し、制限時間ギリギリで完成させました。結果発表は1時間半後です。

  いよいよ結果発表の時間、全ての学校が揃って結果を待ちます。が、その前に各出版社のスカウトマン選抜生徒の発表があり、本校生徒も「月刊少年マガジン」等、4つ出版社からスカウトされました!本人が希望すれば、今後、希望の出版社編集者による指導を受ける事が出来ます。

 

  そして、決勝戦の結果発表が始まりました。「3位」「2位」「1位」と発表されましたが、精華の名前は呼ばれません。続いて特別賞の発表に入りましたが、精華コールはないまま発表は進み、とうとう最後の特別賞「帯屋町賞」の発表になりました。皆の頭に「もうダメかなぁ。」と諦めの言葉が浮かんだその時、「帯屋町賞は京都精華学園高校です!」と大きくアナウンスがされました!「やったーっ!」皆で抱き合って喜びました。嬉しすぎて、表彰の舞台上では涙が溢れてきました。

表彰式終了後、制作ブースに戻ってもしばらく涙は止まりませんでした。予選を通過し、本選テーマが発表されてから、これまでの間、5名でずっと頑張ってきた想いがこみ上げてきます。みんな心から「良かったよ~!」と繰り返していました。


 表彰式の後は参加校と高知県のマンガ研究部の有志の方々との交流会がありました。高知の皆さんが趣向を凝らした出し物を用意して下さり、私たちも舞台に上がって盛り上がりました。

翌日はオプションツアーに参加し、四万十市にある「海洋堂ホビー館・かっぱ館」を訪れました。日本最後の清流と言われる四万十川のほとりにあるクールな施設でした。

さて、いよいよ京都に帰る時間になりました。目標にしていた優勝には手が届きませんでしたが、高校最後の大会で何とか入賞を果たし、3大会連続出場、3大会連続入賞を達成する事が出来ました。これで来年の後輩の皆さんにも胸を張ってバトンをつなぐ事ことが出来たと思います。空港では夕方4時過ぎ高知発の飛行機が謎の欠航となり、7時過ぎの便に変更され、帰宅が非常に遅くなってしまいましたが、それもこれも全ていい思い出になりました。

これまでご指導、ご支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。