2014/02/02
自然科学部 「割れないシャボン玉づくり」に挑戦
こんにちは。自然科学部です 😀
このクラブでは、いろいろと理科に関する細かな実験も行いますが、文化祭やオープンキャンパスで多くの方に喜んでいただけるよう「サイエンスマジック」、「家でもできる楽しい理科実験」などに、片っ端から挑戦しています★
そして平成26年1月28日(火)、今日は「割れないシャボン玉づくり」に挑戦しました 😀
以前に何度かしたことがあるので、再チャレンジです。
シャボン玉といえば、石けんを水に溶かして…という感じで想像される方がほとんどだと思いますが、理科実験ではいろいろ加えます。
界面活性剤35%以上の洗剤、ポリビニルアルコールの含まれた洗濯のり、ねばり強さを後押しするグリセリン…などなど、「割れないシャボン玉」に欠かせないものをたくさん用意しました。
ぬるま湯:洗濯のり:台所用洗剤=5:4:1
ぬるま湯:台所用洗剤:グリセリン=1:1:3
などの割合で混ぜて、いろいろなタイプのシャボン玉作りに挑戦しました。
顧問が、別の実験の準備を同じ部屋でしていると、
「先生!できましたよー! 😀 」の声が…。
「おお 😯 」
確かに割れないまま、机の上にどんどん貼りついていきます!
「先生のところまで、割らずに飛ばしていけますよ!」
と言いながら、ストローで息を吹き吹き飛ばして来てくれたところ、
「おおー 😯 」
教室の中ながら、一部気流の速いところがあり、しゃぼん玉が急速にスピードをつけて動きだしました。
割れずにどこまでも飛んでいくシャボン玉。
なかなか幻想的な風景です。
・・・ そして、それはそれとして、いったんはまり出すと止まらないのが我が部員たち…。
「どこまで積み上がるかやってみよう 😀 」
ということで、コツコツとシャボン玉をふくらまし始めました。
しばらくして、教室に様子を見に行くと…
(扉ごしに中の様子を観察…。白い山のようなものが見えるような…)
わぁ!! 😯
たくさんのシャボン玉が重なりあい、何とも不思議な光景です。
そして、ふだんはすぐに割れてしまうのでなかなか見ることのできない特徴ですが、シャボン玉同士にはさまれた中央のシャボン玉は、球状の形をとれなくなり、「辺」を持つようになりました。
中央のシャボン玉は「六角形」の形を取ります。正六角形、正六角柱を隙間なく並べた構造をハニカム構造というのですが、(ハニカムは英語で「蜂の巣」という意味で、多くの蜂の巣がこのような形をしていることから名付けられました)
六角形、六角柱でできるハニカム構造は、どんなスペースでも無駄なく区切ることができることから、「軽く」て「強い」、自然が生み出した素晴らしい構造体といえます。
今回、シャボン玉の中央には、その構造がいくらか確認することができました。
しかし、実際にはそうでも無いところも多数確認できました。
「なんで、違いが現れるんだろう?」
また新たな謎が生まれます。
一つわかるとまた一つ謎が増える…こうしてまた探求の材料が増えました 😀
また後日再挑戦です。
いつも楽しく理科実験♪そんな自然科学部のある日の活動風景でした♪
※理科実験では、思いもよらない事故が起きる危険性があります。簡単そうに見えるものでも、必ず保護者の方に見ていただきながら、十分に安全に配慮して行うようにしてください。