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2014/01/28

カラスの教科書

カラスの教科書

カラスの教科書 松原始

授業中、誰もいない中庭をはね回り、自慢げにカァ~、カァ~と鳴くカラス。

この本は、とっても身近だけどあまり仲良くなりたくもない、ゴミをあさったり、バカにしたように笑ったり?と、どちらかと言えばいいイメージがないカラスくんが、じわじわ気になってくる一冊。そう、カラスの基礎知識からQ&Aまで、たっぷりわかるカラスの教科書なのです。
まず、こんな興味深い鳥を見ないのは人生の楽しみを半分くらい損している、と言い切る著者のカラス愛がすごいです。イラストもとってもかわいくて思わず、出会うカラスを目で追ってしまいそうになります。そのうち著者みたいに、高野川で40センチもあるナマズを足に掴んで必死に羽ばたくカラスや、糺の森でアイスキャンディーを落ち葉で隠すカラスの姿が見られるかもしれません。